②のつづき
わたわたと流れるままに会場を出て左に曲がり、料金所前の計測ポイントまでの少しの登り。
登っている最中に「回りすぎだなあ」と思ってフロントを変速。
私、去年も富士ヒルの最中にチェーン落としたんですよ。
それでチェーンキャッチャー付けようと思って、付けたんですよ。
チェーン落ちた〜〜〜!!!
まだ会場のスタートゲートが見える距離。スタートラインを通過していないだけマシかと思ってクリートを外して止まり、右の方を走っていたため様子を見て右に寄ってしゃーないさっさとチェーンを掛け直……?なんか引っかかってて上がらない?なんでだ?
チェーンキャッチャーが邪魔〜〜〜!!!
コマとコマの間に挟まって邪魔〜〜〜!!!!!
この時点ですでに第4ウェーブが真横を走っていてパニックも絶好調!手と車体が汚れていく!心拍が上がり続ける!
いっそ殺せ―――――!
諦めの境地で「もう帰るか……」と思ったところで”’沿道で応援していた方々が声を掛けてくれ、自転車を左の沿道へと運んでくれました。
「チェーン落ち!?」「キャッチャー外すか!?」といろいろ人が集まってくれて、最後は黒のトレックジャージの方とウィリエールファンクラブジャージの方が
『チャーンキャッチャーを思いっきり内側に寄せ、力ずくで掛け直す』
というアナログな方法で直してくれました!
きちんとお礼を言いたいのにフォロワー数少ないせいでいまだに見つかりません……見てるかはわかりませんがありがとうございました(*;ω;*)
なんとか再スタート、料金所前の計測ラインを超えるまでに喉はカラカラだわパワーメーターが動かないわ、急いで食べたVESPAとゼリーバーが消化しきれずお腹痛くて吐き気するわ、ぶっちゃけすでにメンタルはボロボロ。
しかし応援の方々に助けられ、「頑張って!」と見送られてスタートしたのでDNFをするつもりはない……!
1合目〜2合目はペースを守り、2合目〜3合目は風除けを使いつつ、3合目〜4合目は頑張る!という作戦も、1合目までにすでに乱れに乱れたペースを直すのに精一杯。
それでもジャージが目立つからか、知り合いやお客さんが抜き際に声を掛けてくれたり押してくれたりでなんとか1合目クリア。
2合目以降は結構うまく走れたかな〜と思います。20km地点過ぎるくらいまでなんとか脚が回ってました
3年目にして一番楽だったんじゃないかな?
そんなこんなでケイデンスを70前後で保ちつつ、心拍は180〜190内で抑えて登ること1時間50分。抑えてないと言われましたが私としては抑えてるんだ!!!
これ2時間切れるのか?と不安になり始めたところで
ご 褒 美 平 坦 区 間 !
ここぞとばかりになけなしの脚を使い切ります。
あの平坦だけ35km/hでぶっ飛ばしタイムを稼いで、残り1kmは無心でインナーローマシンと化します。
「女の子頑張れ〜!」と毎年言われますが毎年苦笑いを返すのみ。
さっきまで頑張ってきたんです無理ですすいません……。
(荷物を受け取って瀕死の私代理:愛車)
結果!
去年より軽くなったはずなのに1分遅い!(笑)
目標無く適当に走って特に疲れもなくこのタイムなので上出来かなあとは思いますが、もうちょっと頑張れたのではなかろうか……。
その後は恐怖の大集団ダウンヒルを終えてうどんを食べに行きます。
時間ないのはわかるけどペースメーカーなしで半分無法地帯の50km/hオーバーダウンヒルは怖い怖い……。
手がちょっと痛くなってきた&下りがものっそい下手な人がいて自分が危ないので1合目の駐車場で小休憩しようと思ったら声が。
スタッフ「そのまま降りてくださーい!!!!」
私「かよわい女子を殺す気か!?!?!?!?!?」
そのまま降りました。俺、生きてる。
下界の空気と塩分が沁みる……。
帰りがけにまたふらっとメーカーブースを見て回り、富士急までプチダウンヒル。
自転車を積み込んでウェアのまま車に乗り、ウェアのまま温泉へ。
昔はウェアのまま公共施設使うのを恥ずかしいと思っていたんですが、
もはや「どうせ脱ぐわな!!!」くらいにしか思いません。
女子力がマイナス方向にレベルアップしている。
日焼けがすごいので子どもから指を指されたりおばあちゃんから話しかけられたり。
GW過ぎに銭湯や温泉行くといつもそう……(笑)
あとコンビニで食べてみたかったルマンドアイスを買って、道志みち→圏央道で無事の帰還!
今年の富士ヒルは運営側には言いたいことがたくさんあるカオスっぷりでしたが、
天気も良く苦しみとは無縁のまま完走できました٩(ˊᗜˋ*)و
来年は……一応出るかなあ……?
このまま運営側に改善がないようなら来年以降はやめそうですが、年に一度の自転車乗りの祭りだと思って参加しているので多少は目をつぶりそう……(笑)
出るなら1時間50分は切りたいところですが、そこは来年の私にまかせます!
最後に、心臓が悪い方が見ると震え上がる画像
よく死ななかった!(笑)