こんにちは、北浦和店のレースに”しか”出ない女、太田です!
去年の今頃は大磯にシーズン通しで出るぞ!と意気込んで一喜一憂していましたが、今年は大磯はお休み。
たまに出るかもしれないですが、シーズン通しは心が持たないのでスポットで出る事にします。
ただ8月のつくば8耐から11月のもてぎ7耐までのまるっと3ヶ月間、良い季節なのに何も出ないのはつまらない……。
AJたまがわの人「さいたま市発着のブルべあるから出てみない?」
私「 そ れ だ 」
ということで、
AJたまがわ BRM1013 小鹿野200に参加してきました~!
6時から受付開始、6時半からブリーフィング(注意点や変更点などの告知)、
6時45分から車検と装備確認、7時からウェーブスタート。
ベテランランドヌールのKさんからのご紹介で、
ブルべを始めたその年にSRを取得したSさんと
究極のラーメンを探しに行くラーメンライドによく赴いているMさん
の2人とご一緒させていただきます!
私、Mさん、Sさん。
しかし実に不思議な組み合わせである……(笑)
時間押してるので急いでくださーい、と緩~くスタート。
Sさん、私、Mさんの並びで東浦和の街中を走って行きます。
最初から30km/h近いスピードでかっとんでいく参加者たちについて行きますが、あまりのかっとびように「も、持つんすか……」と私がビビり、23~24km/hほどに落としてもらってゆるポタペースに。
まあ16km/hで走り切れば間に合うので大丈夫どころかまだ余裕なはず……とシークレットで用意されていたPCへ。
「ここがほぼ最後尾ですね~」
私「なんとおっしゃいました?」
25km/hペースでも実際は15km/hになる、
これが逃れられない難関・信号峠……!
絶望するもまだ50kmも走っていません。
「まだ大丈夫だよ!」とたまがわのスタッフさんにも励まされ、少しずつペースを上げて大東坂へ。
山が苦手な私とMさんはゆっくり登るので先行ってくださいとSさんに告げて脚を使わないように登ります。
「もう足攣りそう~!」と後ろからMさんの悲痛な叫びが聞こえてきますが、
斜度のある道で人を気遣えるほど山が得意ではない私。
非情にも置いていきます。
大東坂をどうにかこなして信号で一息つくとMさんが到着。下りの勢いを利用して鳩山に行く坂を駆け上がり、先に待っていたSさんと合流。
アップダウンが増えてきた鳩山町を走ってPC1のセブンイレブン鳩山熊井店へ。
ピットクローズまで20分もありません\(^o^)/
ここでも生存報告で写真を撮る。
Sさんのお友だち2人がライドのついでに会いに来てくれ、
「口の中パサパサになるので苦しんでください!」と小豆最中を差し入れにいただきました(笑)
ここからおおよそ20kmをそれなりに良いペースで走りつつ、今年初白石峠に臨むべく途中でVESPAをイン。
白石までの地味にダメージを食らう坂道の途中、見慣れたジャージの団体と見慣れた車体がちらほらいて、おや?と思いつつも時間がないためスルー。
しばらくすると後ろから軽快な音とともに某ヒルクラサークルのメンバーたちが登場!
「太田ちゃんがブルべって珍しい~!」「頑張って!」と声をかけてもらい、すでに斜度にやられてHPもMPも瀕死状態だったのがちょっと元気になりました。
このあと白石TTするらしく、白石30分切りの猛者だらけの自称ゆるポタサークルですので確実に峠のどこかで抜かれます。が、それでも無様な姿は見せられない!と士気が高まります。
見慣れた青い172と書かれた看板で待っていたPC1で会ったSさんのお友だち2人に軽く会釈して、Sさんの後ろを追って登ります。
ウインターランド前でオーナー夫妻がSさんの名前入りうちわを持って応援しに出てきていて、
ここでもSさんの人徳を思い知る。すごい人だな……。
牽いてもらって、応援されて、他にも登っている人もいて、山を登っているのにすごく晴れやかな気分……
だけど爽やかにいかない
めちゃくちゃしんどい
なんでコースに白石峠入れた。
ただ調子はそこそこだったようで、激重装備&ポジション出してない車体で60km自走してきて51分で登れました。
レース用の装備で車載でふもとまで来てフレッシュな状態でTTしても45分かかるのでこれまでの疲労度考えてもだいぶ速い……。
最近つけているオシャレアイテム電子を発生させ対象物を活性化させるというSEVの効果なのか、
呼吸が乱れても気道に沿うように酸素が取り込まれている感じがして体感としてあきらかに楽でした。
白石峠TT、藁にもすがりたい人はVESPAに続いてSEVもオススメします!
さて白石峠を当者比でわりと良いペースで登り切り、Sさんもすぐ後に登ってきて、次のPCクローズを確認すると残り30kmで2時間ほど。
下り基調だからなんとかなりそう!とMさんを待っていると
女性「あの、Mさんてお連れの方ですか?」
私「そうですが……」
女性「Mさんから足が攣ったからDNFすると伝えてくれと言伝を頼まれまして……」
Mさん痛恨のDNF(´;ω;`)
悲しむ暇もなく、時間に追われたSさんと私の高速ダウンヒルが始まります。
さすがに経験が豊富なだけあってライン取りとブレーキング、路面状況の把握が上手い。
離されないように、しかし近づきすぎないように調整しながら下ります。
下りの勢いを利用して平坦路も30km/hオーバーでガンガン進んでいき、最後の方は小鹿野町に入ってアップダウンと信号でのストップ&ゴーに脚が終わりかける……。死ぬ気でついていってやっとPC3へ到着。
30分稼げたのでここで小休憩、ちゃんとご飯を食べて復路に備えます。
と言ってもお腹空いてなかったので塩おにぎりとウィダー(回復系が入った高いやつ)、前のPCで買ったブラックサンダーを流し込んだ程度でだいぶ省エネだな……。
登りでも平地の走り方をしてると言われました。平地の走り方ってなんだろう……。
復路は山伏峠と山王峠の2つですが、山伏峠は正丸側からの緩い方、山王峠は1度登ったことがあるので感じはわかります。
残り2つの登りで走り方を模索しようと思い、平地のうちに脚を回して乳酸を散らします。
なにやら木々が茂ってきて、左手に公園らしきものが見え、目の前にそこそこの登りが。
キューシートを見るに、峠にはまだちょっと早いはず?
Sさん「ミューズパークの坂、短いけど結構きついよ~」
私「なにがミューズじゃサタンパークに改名しろ」
ここまでに100km走って白石の入りみたいな坂がドン!と来るのは精神にクる。
ただたしかに距離が短く、下り区間が長かったので束の間のミューズの優しさを感じます……。
秩父公園橋の壮大さに圧倒されながら、「時間があればね~(笑)」「ないですからね~(笑)」と苦笑いでスルー。
この後に登りが2つあるので悠長に自転車を停めて写真撮影などという時間はありません。
1週間前に優雅にレッドアロー号で帰った道を登って行きます。
正丸トンネルを横目に山伏峠へ。
名栗側からだと9%近いのですが、正丸側から登ると6%と少し緩くなります。
およそ120kmを越えたところで謎の覚醒を果たす私、スイスイと軽くペダルが回る。
とはいえケイデンスが65くらい、速度は12km/hくらいなので遅いですが、楽に登れるというのは初めての感覚です。
この後の山王峠も同じか少し高いくらいのケイデンスで登り切り、4年走ってきてついに坂と和解できました!ただし白石お前は許さない
飯能駅より少し手前にあるPC3に30分貯金を残したままピットイン、軽く食べてすぐ出発します。
少し暗くなってきたのでライトを点灯。反射ベストの光ること……見た目はともかくとしてやっぱり視認性がすごい。
このまま行けば30分残しでゴールできそう!認定が見えてきました!
帰りはほとんど平坦。入間から川越、新都心を通って大崎公園を目指します。
川越でPC4にチェック。この時点でもまだ30分余裕があり、もう何事もなければ認定を受けることができます。
ちょっと寒かったのでコンポタを背中に入れてカイロ代わりに。あとあと考えてみれば、最後の最後に重さ足してどうすんでしょうか……(笑)
車や歩行者に気を付けながら、ちらちらキューシートを確認しながら走り、見慣れた地名が増えてきて、花火が打ちあがるのが見えて、ものすごくドラマチックなラストラン(まだあと40kmくらいある)。
この後はもう完全に地元。ここ右折して家に寄っていいっすかレベルの地元です。
見慣れた街を走る、大崎の工場が見える、見沼田んぼの農道が憎い。ガレまくり&暗い。
13時間切れるかな~と淡い期待を持って走っていたのですが、結果は13時間4分。
それでも26分を残しての認定ゴールを果たしました!
沼にハマる気持ちがわかりました。これはSR取りたくなるなあ!
今回はSさんMさんに頼り切りだったので、
次のシーズンは何回か200km出てみて1人でも走れるだけの体力と経験を積んでいきたいと思いました!
ちなみに「200はサイクリング」の意味、理解できました。
楽しいサイクリングでした……200kmのブルべは下手なレースより好きかもしれないです……。