こんばんは、北川です。
MAVIC 2018年のビッグニュースはUSTロードチューブレスではないでしょうか?
MAVICでは「EASY」「SAFE」「FAST」をキーワードにしていますが、一番の推しは「FAST」であります!
キーワードの意味を改めて整理してみると…
「EASY」
取付、取り外しの扱いが容易であること。ロード用チューブレスと聞くとライダー歴の長い人はネガティブイメージを持っている方もあるかもしれませんがUSTロードチューブレスはそれとは別物です。パンクした時にタイヤが外しにくいというのは都市伝説なんじゃないかと思うほどです。
「SAFE」
しっかり空気を保持しながら外れることなく安全に利用できること。
「FAST」
ホイールをアップグレードするのでより速くなることは必須条件となりますが、USTチューブレスで使用することで今までのクリンチャーに比べてさらに効率よく、乗り心地も向上します。
なぜチューブレスはメリットがあるか。
先日MAVICの担当営業さんに改めて聞いてみました。
同じ条件で比べた場合、クリンチャーとUSTチューブレスでは転がり抵抗に「15%」もの差が出るそうです。
差の原因は中のチューブの存在です。
そもそも「転がり抵抗」とは。
路面の凹凸にともなってタイヤがバウンドしタイヤ全体が伸縮を繰り返すことが実は走行時の抵抗になっているようです。
最近はリムのワイド化に伴いタイヤの太さは25mmから28mm程度のバイクが多くなってきました。
ここでミシュランの資料を見てみましょう。
ライダー体重が65kgとした場合でも23Cのとき7.0bar、25C6.5bar、28C5.8barと皆さんが思ってらっしゃる数字よりも低いのではないでしょうか?
以前「MyMAVIC」というアプリのブログを書いたのですがその時のアプリの結果はチューブタイプで計算していますが改めて同条件でチューブレスの計算をしてみると更に低い、
フロント5.4bar リア5.7bar!!
実は圧が低くなると更にチューブレスとクリンチャーの体感的な抵抗の差も大きくなります。
これはタイヤが路面に追従するときに、外側のタイヤと内側のチューブ、異なる屈曲特性の両者がバラバラのタイミングでつぶれては戻りを繰り返すとそれが転がり抵抗となります。「超軽量チューブ」と言われるものやラテックスチューブなど伸縮性に富んだチューブを使用すると走りが軽く感じるのはチューブのタイヤへ追従性が高いためです。
チューブレスではその抵抗となるチューブが無いので、上記のような空気圧にしても走りが軽いのです。
しかも乗り心地も良い。
もう一つのキーワード
WTS=Wheel Tire System
MAVICでは数年前からほとんどのホイールにタイヤがついた状態で販売されています。
最高のホイールとそれに合うタイヤをトータルで開発しているMAVICだからこそできた「FAST」なのであります。
実は私自身もチューブレスを使用しており、その良さを日々体感しているところです。
チューブレスというと、「空気圧が低くできる→乗り心地が良い」というところにフォーカスされがちですが、じつは「効率がよい→空気圧を下げることができる(適正化)→乗り心地が良い」という理屈になっています。が、そこだけではもったいない!適正圧のタイヤがしっかりグリップしている感覚をぜひ味わってください!
自転車乗りには保守的で食わず嫌いの方が多くないですか?!(笑
「チューブラーは着脱が大変で✘✘…」「チューブレスは着脱が大変で✘✘…、シーラントが✘✘」
こんな方いらっしゃらないですか?!
チューブラーも手順を覚えて快適に走っている方多いですよ!
「知らないから、怖い(面倒そう)」なのです。
手順を覚えれば恐れるに足らず。こんなにいいものはない!って感動していただけると思います。
店頭では実体験を交えてご相談を受け付けておりますのでお気軽にご来店ください!!