皆さんこんにちは、北川です。
この土日は各方面でのイベント、お店では佐渡へのツアーなどもあり、様々な場所で開催されていたようです。
また先日メンテナンスをさせていただいたお客様が「ハルヒルで優勝しました!」とのご連絡をいただき、結果に対してメカニックが貢献できる割合は少ないかとは思いますが、やはり気分のいいものですね!おめでとうございます!!
ところで私の通勤バイクでありメインバイクとなったDIVERGEなのですが、通勤路でところどころ状態の悪い道があり、つくづく現行モデルのFutureShockがいいなぁ、と思うことがあるのです。
幸い私のバイクは32C装備でエアボリュームには余裕があるので、日に日に空気圧を下げながらショックの吸収性の良い部分を探しておりました。
行き着いたのが「3bar」
もともとこのタイヤの推奨空気圧は3bar~6barと表記されていて、モーニングライドのときは5.5barで走っています。
4barくらいまで落としてくると、しっかりタイヤが潰れてくれることによって、路面に対して、まさに張り付くように転がってくれる感じになってきます。
試験的に3barまで落とすと、荷重をかけると潰れているのがわかるくらいになり、トラベル量数ミリではあるものの「サスペンションが付いた!」と錯覚するほど!(言い過ぎ)。
ただクリンチャーでそこまで落とすと、タイヤとチューブが別々に屈曲しロスに変化したり、中のチューブが痛みやすくなります。
どうしようかと悩んでいると、このタイヤ「チューブレスレディ」であったことを思い出し、早速改造手術に取り掛かるのでした。
前情報として、MTBについてはサタの兄貴に相談。
「苦行である」との助言をいただき。
ロードについてはメンテ本の協力で経験のある草加店の宮川店長へ相談。
「キー!!ってなります」との助言をいただき。
道のりは険しそうでしたが、やってみたい!との興味が優先され(笑。
手配しました(;´Д`)
ホイールをチューブレス化するためのバルブとリムテープ!
通常のリムってニップルを通すための穴が盛大に開けられておりますが、コレを塞がないことには空気の保持ができません!。
そこをこのリムテープを使って塞いでいきます。
伸びが少ない硬いテープで密着性がいいとは言えず、この段階で「ホントに空気止められるのか?」という不安しかわきません(大汗。
とはいえなんとか貼り終え、バルブをとりつけます。
バルブ自体はチューブからもいだような形状です。
場所を決めたら「エイ!」とピアスを開けるときのように一思いに貫通させます!
その後は通常の手順でタイヤをマウントさせ、チューブレスレディのキモとなる「シーラント」を入れていきます。
ホイールをくるくると回し、昔あったSEGAの「R-360」というゲーム筐体のようにぐるぐると回します。
行き渡った気がしたところで空気を入れていきます。
ところどころから「シュー!」と空気が漏れていき(;´Д`)、やっぱりダメか?!と思いながらも地球ゴマのように更にぐるぐると回すと、音も落ち着いていきなんとかビードを上げることができました。
結果としてはこんな感じでシーラントがちゃんと仕事をしてくれて空気の充填と、相成りました。
実際に空気の保持具合が不安で…、帰る途中に抜けると面倒なのでその日はバイクを置いて帰りました。
この時点では密着性を上げるため6bar入れておきました。
翌日出勤して空気圧を確認してみると…
フロントホイールは1bar!むむ!これは想定外!!(;´Д`)
しかし、再度くるくる回してシーラントを行き渡らせたところ、フロントが抜けやすい傾向はあるもののだいぶ安定してきました。
空気圧に関してはなんどかお伝えしているアプリ「MyMavic」で計算してみました。
すると上記のような結果となりました。
たしかに3barでは少し効率が落ちている感じがしたのでこんなものかもしれません。
この数日、チューブレス状態で通勤していますが、ホントに乗り心地がよく通勤がラクです!
ロードの25Cあたりとは傾向が違うかもしれませんが、チューブレスは効率がよく、乗り心地も良い!というのは間違いなさそうです!
しかもMAVICのUSTならテープを貼ったりの手間なくシーラントを入れれば「ハイ終わり!」なので言うことなしですね!
改めてMAVICのUSTシリーズを推します!!
私もMAVICのリムで組み替えるか本当に悩むところまで来ています(笑。
様子を知りたい方、チューブレス可にご興味のある方、まだまだ勉強中ですがぜひご相談ください!