どうも、山嫌いでおなじみの太田です。
山嫌いなのに、そこそこちゃんとした名のある峠、登ってきました。
なぜかって?
箱根200にエントリーしちゃったからだよ~~~!!!!!(大観山を登るブルベ)
そんなわけで体を坂に慣らしておくため、
乗鞍の調整で出る人が多い枝折峠ヒルクライムのまさにそのコース、
全長14km、平均勾配7%、後半になるにつれ斜度が上がる難関・枝折峠に挑戦してきました!
9月下旬~11月中旬の日の出から8時くらいの間なら雲海が見れることもある絶景の峠なんですが、コースのイメージは大東坂の超しんどい版。全然優しくない……。
後半は10%超だらけなので7%が平坦に思えてくるという謎現象が起こります。
最後の方に15%前後の坂が3回あるんですが、
『魔女の三段腹』とか言われているそうです。痩せろ
この辺の川に入って水遊びして帰るでもいいのでは……降りれるか知らんけど……。
枝折峠ヒルクライムのスタートが交流センターユピオからなので、そこからラップを切ってスタート。
レースコースとはいえ、疲れたら止まる!速度もパワーも心拍も見ない!疲れずに帰る!
できるだけFTPの7割以下で登るようにサボりを頑張ります( ˘ω˘ ) ブルベ想定
枝折峠のいやらしいところは
“コースの”平均勾配は5.5%前後だよ☆という本当が混ざった嘘をつくところです。
その数値だけ見たら富士スバルラインと同じくらいなので「タイム気にしなければ登れるかな?」と思わせるんですが、
序盤4㎞ほどが2%くらいしかない上、ちょっと先には微妙に下っている箇所まであります。
“コースの”平均勾配5.5%という数字はここ由来で、
実は“登りの”平均勾配は7%以上ある。
ふざけないで!!!!!!
3年前に登ったときはこの超緩やかな登りでぶっ飛ばして走って後々痛い目を見たのでゆっくり行きます。
じわりじわりと斜度が上がっていき、森の小道を抜けた先から平均7%が牙を剥く。
登坂力だけでなくブヨにたかられない速度まで求められる、
合言葉は「俺が一体何をしたって言うんだ」
雄大で美しい自然を呪う呪詛憎しみヒルクライムが本格的にスタート!
と同時にブヨの襲来も始まる。
バルサン焚きながら登ればよかったかな?(激怒)
最初からタイムを競うために登っていないので、ちょくちょく降りて休みながら写真撮影。
2つの赤いスノーシェードが観光名所というか目印になっていて、
これから先は10%を切ると休めると勘違いする魔界に入ります。
ここまででまだ登り始めて4kmとか5kmでなかろうか。
白石峠なら終わりが見えるのに、枝折峠の半分にも満たない……。
しかも枝折峠はこの後に白石峠よりきつい6km+激坂区間3kmが控えています。
でも誰も見ていないので休み放題じゃ~~~~~~(⌒-⌒)
「酷道352号線」と揶揄されるだけあって狭い所や落石もありますが、
見通しが悪い場所では徐行する、待機所をうまく使うなどすればそこまで危険は感じないです。
また見晴らしが最高なので、人が来たとしても「私はここで写真を撮っているだけですよ」というポーズを取れます。休みやすいですね。
ほら……見えますか、奥の山に道が通っているの……。
あそこから登ってきたんですよ……ヘヘッ……頑張ってるじゃないですか……。
これは魔女の三段腹あたりで諦めて自転車を降りて押して歩いているときの写真です。
ここまで10km以上登ってきて17%は無理ですって~(´^ω^`)
3年前は足つき1回で1時間40分かかってたんだけどどういうことなのか。
この柱の後ろが駐車場になっているんですが、簡易トイレとサイクルラックがあるものの自販機はないので峠に入る前に水は補給しておいてくださいね。
ちなみに峠前のラストコンビニはユピオから8kmほど戻ったところにローソンがあるのみです。
途中途中で「これだけ登ってきた!」というのがよくわかるので達成感がすごい。
山嫌いの私ですらも「楽しかった」と思い、「もうちょっと登ってたかったな」とトチ狂った考えが頭をよぎるレベル。
山が嫌いな人に行ってみてほしい。
登ってきたことを自分の目で確認できる楽しさがある……!
……とはいえ、なかなかこの峠を登る為だけに新潟まで行くのは厳しいかなと思うので、
旅行も兼ねて訪れてみてはいかがでしょう?(誘致マン)
以下、個人的な魚沼のオススメポイント。必要ない人は読まなくてもまったく問題ない!
好きな物はすぐ布教したくなってしまう、オタクの悪い癖ですね。
・さいたま市内から高速で2~3時間程で行ける!
→関越道の小出ICで降りて5分ほどの場所に深雪の里という道の駅があるので、そこに車を置いてアタックするのが1番楽です。
近くの川では岩魚とか鮎が釣れる(要遊漁券)のと、道の駅で焼き川魚売ってます。
・由緒正しい老舗旅館から日帰り温泉まである!
→一帯が湯之谷温泉郷と呼ばれる温泉湧きまくり地域です。
以前チームの人たちにオススメしたのはゆ~パーク薬師。日帰り温泉で仮眠室とご飯処があるので、疲れた身体を一度休めて帰ることができます。
宿泊は金額気にしなければ選び放題なので、有名な大湯温泉やラジウム泉の栃尾又温泉など好きなところへどうぞ!
・秋、枝折峠は雲海が、銀山平や奥只見湖は紅葉が見頃!
→9月下旬からが狙い目!雪が降るまでが勝負です!
車で行く場合は酷道352号ではなく有料道路の奥只見シルバーラインへどうぞ。
・日本酒が美味い
→地酒コーナーに並ぶ日本酒の量、埼玉の10倍はある。
新潟の日本酒は何飲んでも美味いよ~!
八海山や越乃寒梅、久保田など有名どころはもちろん美味しいんですが、私は豪雪地帯の守門地区にある玉川酒造の日本酒が好きですね。
『雪中貯蔵大吟醸原酒 越後ゆきくら』っていうのが格別に美味しいのでオススメです!ただしすんごい高い。
梅酒大丈夫だったら『越後武士梅酒』も!
まあ本当に何飲んでも美味いので、日本酒好きな自転車乗りは新潟来てくれよな!!!(?)
以上です。日本酒が美味いを言いたかった節があります。ご清聴(読)ありがとうございました。