今なぜ、ショートクランクなのか(第2回)

こんにちは、北浦和店北川です。

ポイントごとに分けてシリーズでお届けしております。
「今なぜ、ショートクランクなのか(第2回)」になります。

クランク長の話で出てくる疑問として、
「長いほうがテコの原理で、軽い力で強い力を出すことができるのでは?」というもの。
それ自体は「正解」です。

しかし…です。
まずは下記をご覧ください。

クランクが5mm長くなると直径方向には10mmも大きくなり、サドル高を変えない場合、上死点では5mm高くなる(股関節が詰まる)、下死点では5mm伸びる(骨盤がぶれる)ことになります。

ペダルの移動する距離は図においては円周になりますので、
170mmの場合1067mm、
175mmの場合1099mm
クランクが長くなるとペダル1回転あたり30mmも多く移動する計算になります。

クランクを長くして同じケイデンスを得るためには「回転速度」を上げ、大きく動かす必要が出てきます。
(上の図を車の内輪差として想像頂くと内側の車輪より外側の車輪(赤)は速く移動する必要があり…)

長すぎるクランクは至適筋節長(最大筋力を発揮するために一番適した長さ)を逃してしまい、それと共に股関節角度がキツくなり、ペダル速度を上げる必要やケガの可能性など不利な面が多いと言われております。

一方でクランクを短くした場合のデメリットはそれほどでもないことがわかってきたため、世界的に短くする方向に移行しているそうです。

次回は短くするメリットについてまとめていきたいと思います。

 

参考文献 サイクルスポーツ2017年11月号

 


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パワーメーター&ショートクランク使ってみなければわかりません。
何故?クランク長が170ミリなのか?そこが問題です。
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